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虐待一歩手前をウロウロ→子育て支援団体立ち上げ

インタビュイー
仙石早苗
Q.お名前とお子様の年齢を教えて下さい。 お仕事はされていますか?
仙石早苗です。

三児の母です。
育児の休憩処 いっぷく 代表をしております。
Q.現在のmamaライフバランスを教えて下さい。
Q.ママになってからの悩みや葛藤はどんなことがありましたか?
妊娠中子どもとの楽しい毎日を想像していました。
しかし現実にはかわいいと思える時間より、「なんで寝ないの」「泣かないでーーー」「たまご1つも簡単に買いに行けない」と、不満の時間だらけ。挙句の果てに、こんなに大変なのに「育てやすい子だね」と言われる始末。

まるでこの世に私ひとり取り残された感覚に陥っていました。


子どもが生後半年過ぎた辺りから今思えば好奇心旺盛な子だからなのですが、お友だちに手を出して(触って)しまうことが増え、引っかき傷をつけてしまうこともしばしば。どうにかしてこの行為をやめさせたいと必死でした。


1歳を過ぎて自己主張も増え他にもイライラすることだらけ。でも、言葉で言っても分かってもらえない時どう怒ればいいか分からず、私も叩いていました。その力がだんだん強くなるのは自分でも分かっていて、このままではいけないと分かっていても、どう叱ればいいか分からず感情に流され、大きな声を出し時には叩いていました。

虐待一歩手前を毎日ウロウロしていました。

当時、旦那さんには叩かないで叱ってほしいと言われてたけど「じゃぁ、どうすればいいの!!!」と、自分でも叩きたくはないけど、どうすればいいのか分からずにいました。
Q.悩みや葛藤を解決した転機を教えて下さい。
そんな頃、毎月配られる広報が私の楽しみの1つでした。

広報には無料で開催される子育て広場情報などが載っていたからです。そこに、市が主催の子育てセミナー情報が載っていました。私は子育てに困っていたはずなのに、講師の方の話よりそこに付属されていた、託児に心奪われ、子どもと離れたい一心で申し込みました。

セミナーには興味があまりなかった私なのですが、色々な先生方のお話を聴くうちに当時の私の心に響くというか、染み渡るというか、私が特別に負の感情に陥っていたのではなく、ごく当たり前に起きることであったし、やっぱり叩くことは良くないことって分かって、ここから抜け出したいと強く思うようになりました。

人に手を出す子に、叩いて叱っていては叩くことを教えているようなもの。 叩いて叱ることが当たり前になっていた私が、叩くことをやめるのは容易ではありませんでした。 でも、どうしてもこの負の連鎖から抜け出したかった私は10が5になり5が3になりいつか0になればいい!その為の訓練だ!と思って叱る時は常に意識していました。

そのうちに、客観的に自分を見れる機会が増え訓練開始から(笑)半年経った辺りから、変化を感じ始め1年経つ頃には感情的に手を上げることはなくなりました。その頃、子育てセミナーで立ち上がったコーチングサークルに通ったり、児童館に毎日のように通い、そこで知り合ったママたちにも子育てで工夫している姿(児童館に併設されている公園でおにぎりを食べて帰宅など)に共感してもらえ、親子で仲良くしてもらえるようになりました。

毎日、児童館に行くくらいしか予定がなかった私たちも、一緒に色々な公園でピクニックをしたりハロウィンパーティーしたり、クリスマスパーティーしたりと子育てを共有できる場があったことが大変ながらも子育てが楽しいと思える時間が増えることにつながっていきました。

我が子がお友だちに手を出してしまう回数もなかなか0にはなりませんでしたが、確実に減っていき頭を壁にぶつけるという自傷行為はなくなりました。

そして、2人目を出産し、とても育てやすい子に癒され、2年を過ぎた頃3人目の妊娠が分かり、仕事を始める予定ができなくなったのですが、逆に楽しかったハンドメイドをお仕事としてするキッカケが生まれ、新しい仲間にたくさん出会えることができました。これがなかったら今私はどうしていたか想像もつきません。

私にとって妊娠出産で生活が変化したことは、当時は変化についていけなかったけど、今となってはどれもとても重要な出来事だったと思えます。
Q.これからの夢はありますか?
色々なお話を聴くうちに、私みたいな思いをしている人はごく普通にたくさんいることがわかりました。
そして、まだまだ子育ての悩みもあるし辛くなることもあるけど、そんなことばかりではないこと、そんな自分も客観的に見れるようになったこと、何より自分自身真っ暗闇から抜け出せた!だから、今真っ暗闇でも大丈夫!

少しでも光を見つける手助け、キッカケをみつけられる場を作りたいと3人目妊娠中に強く思うようになり、色々な方に話していました。

そして、3人目出産後、子どもの頃虐待に合っていた方の講演会に行き話を聴いていると私が想像するより遥かに酷い現実を知ることになりこのままやりたいと言っているだけではいけない、行動しないと!!と子育て世代が日常の中でリフレッシュする方法を見つける場所「育児の休憩処 いっぷく」という子育て支援団体を愛知県稲沢市で立ち上げました。

支援団体と言っても肩苦しいものではなく、私が出かけることでリフレッシュできたり、大切なお友だちに出会えるのことができたのでお料理、バランスボール、各種ワークショップ、子育て講座など開催して学んで・動いて・話して、笑ってたまには泣いて。

そんな活動をしています。

今の私の夢は「稲沢のママなら1回は行ったことがあるよね」と言われる場所にすること。

そして今は、市民活動として行っていますが、いつか事業化し「いっぷく」で働くこともでき、学んだり、リフレッシュすることもできる場所にすることが夢です。
Q.このストーリーをどのような方に伝えていきたいですか?
《編集部より》
子育て中「頭ではわかっているのに、出来ない・・・」
多くのママが経験する焦り苛立ち。

その解決方法は、千差万別ですね。
でも意外と身近なところに解決へのきっかけは落ちているのかもしれません。そして子供と向き合うことだけが解決ではないこともあります。

まずは気楽にリフレッシュする。
それを全力で応援してくれる先輩ママがいます。

安心してママが休める場所を自らが立ち上げられた仙石さんにぜひ会いに行ってみてください。

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キーワード
#支援団体 #ワークショップ #子育て講座 #虐待
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