理由もないのに学校へ行きたくない。これってサボりですか?

学校へ行くのは当たり前?

 

ご訪問くださりありがとうございます。

mamaライフバランスプロジェクト
公式アンバサダーの吉田淑恵です。

 

お子さんに「学校に行きたくない」って言われた時、あなたはどんな返事をしましたか?

おそらく、ほとんどのお母さんは理由を聞くでしょう。

 

具合が悪いの?

何かイヤなことでもあったの?

いじめられてない?

 

でも、心配と同時に

 

「いじめられてもいないし、体調も悪くないなら学校へ行きなさい。サボるなんて許しません!」

 

と心のどこかで思っていませんか?

 

私もそうでした。

私たちが子どもの頃って、学校に行きたいとか行きたくないとか、そんな選択肢さえ

ありませんでしたよね。

 

学校は行くもの。行って当たり前。そんな状況で過ごしてきたので、

お熱も出てないのに学校を休むなんて、そんなのサボり!

私はそう思っていました。

 

今回のテーマは、理由もなく「学校に行きたくない」
これってサボり? 行かせる?休ませる?

 

娘は、小学生の頃からずっと優等生タイプ。なんでも頑張るザ・いい子でした。

ところが中学入学後、6月末ころでした。

とても楽しそうに過ごしていたのに、ある時期から急に学校へ行きたくないと言い出したんです。

 

行きたくない…じゃないな。

 

今日は休みたい。

 

そんな感じでした。

 

私も、理由を聞きました。

 

「具合が悪いの?」「うーん、ちょっとだるいかも。」

 

「何かいやなことでもあったの?」「うーん、○○がイヤだったかな。」

 

「いじめられてない?」「いじめられてはないし、みんなと仲良くやっているつもりだけど。」

 

はじめのうちは、私の質問に対して娘は、体がだるいとか、前の日にあった嫌なことを

話していました。

 

(でもこれ、後から本人から聞いた話ですが、

「イヤなことがあったか?」と言われたら、「何がイヤだったかな~?」と、

‘’強いて言えばこれがイヤ”ということを無理やりにでも探していたんだそうです。)

 

何日か行けない日が続いたとき、娘は気づいたんです。

そして、私に言いました。

 

「特に、行きたくない理由はないんだよね。」

 

「誰にも意地悪もされていないし、みんなよくしてくれてる。特別仲がいい子もいるんだけど、

今はなんとなく誰とも会いたくないんだよね。」

 

学校へ行きたくない理由が、いじめや人間関係、お勉強がわからない、

嫌な行事がある(例えば、運動会前で練習がツライとか)、

そういうはっきり本人にも自覚がある場合、その原因に対処すればいいので、

解決ポイントははっきりしています。

 

では、本人にもわからない場合は、どうしたらよいのでしょう?

 

学校に行きたくない原因は《ガス欠》

 

本人もはっきりとコレと言えない場合、実はこれはガス欠、《心のエネルギー切れ》の状態です。

 

いくら高級車でも、どんなに整備をしても、ガソリンがなければ走れません。

 

頑張り屋さんで、いい子でいなきゃいけないと思っている子ほど、

いい加減に休めなくて、自分のガス欠に気がつきにくいのです。

 

簡単にいうと、頑張り続けることに疲れちゃったんですね。

 

そういう場合は、思い切って休ませましょう。

 

え?サボらせるの?

理由もなく学校休ませるなんて、甘えじゃない?

休みグセが付いちゃうと困らない?

 

色んな抵抗があるママも多いと思います。

 

でも、この《心のエネルギー切れ》の原因は、今まで適度にサボれなかったからなのです。

 

思い切って、お休みさせてみてください。

 

ただし、お休みさせるにも、コツがあります。

 

学校を休ませるときの、3つのポイント

学校をお休みさせる時に気を付けたいポイントが、3つあります。

 

1つめは、本人が「学校に行かなきゃいけない」と思っていること。

 

これは、本当にエネルギー切れなのかを見極めるポイントでもあります。

 

学校なんて行かなくてもいいや、と思っている場合は、学校へ行くことの価値、すなわち、

“学校に行くとこんなにいいことがあるんだ!”ということが伝わっていません。

 

この場合、学校に行くことのメリットを伝えてあげることが先です。

元々学校へ行く気がない子は、いくら休ませてエネルギーを補充しても、

原因がエネルギー切れではないので、この方法では改善しません。

 

多くの心のガス欠っ子は、

「学校に行かなきゃいけない」と「でもなんだか行けない」の間で、もがき苦しんでいます。

 

本当は学校に行かなきゃいけないんだ、と思っていれば、

エネルギーが補充されたらまた学校に行けるようになるのです。

 

2つめは、本人が行くと言い出すまで休ませること。

 

一週間かもしれないし、一ヶ月かもしれない。

親としては不安になります。

 

でも、「今日だけお休みしていいよ」と期限を区切ったり、

「明日は行けそう?」と毎日確認したりするのはやめておきましょう。

 

せっかく貯めたエネルギーを、無駄に使ってしまうからです。

 

変なたとえですが。

1回流してすぐのトイレって、なかなか流れないですよね。

タンクに水が溜まっていなくて、水の勢いが足りないんです。

もういいかな?と試しに流してみても、水がちょろちょろとは流れているけど、

意外とタンクに水がいっぱいになるのが遅くて、

「あ~!まだペーパーが流れない!」

なんてこと、ありますよね。

 

も~、次の人が待っているのに!って、まだかまだかと結構長い時間待って。

さすがにもういいでしょう!となってから、

やっと流れた!

 

これと同じです。

せっかくエネルギーを貯めているのに、

「明日は行ける?」

「もうそろそろ行けそう?」

と、ちょろちょろ水を流すようにエネルギーを使ってしまっては、

エネルギー満タンまでの遠回りなのです。

 

私もこれを知らないときは、寝る前に聞いていました。

「明日は学校へ行く」と言って寝た娘が、朝の支度をして、制服まで着ているのに、

玄関でうずくまって動けなくなる。

 

そんな繰り返しでは、子どもを追い詰めるだけで、なんのメリットもありません。

 

本当は、行かなきゃいけないと思っている。

そのうえ、「行けない自分はダメだ」とさらにエネルギーを減らしてしまっている。

そんな風に、本人も苦しんでいます。

 

エネルギーが補充されれば、また行ける。

子どもを信じて、満タンまで待ちましょう。

 

 

3つめは、好きな場所で好きなことをさせること。

 

学校をお休みするのに不安なことの一つは、

お勉強が遅れてしまうということではないでしょうか。

 

だからといって、「休んだんだから、その分を家で勉強しなさい」はNG。

 

勉強にもエネルギーが消費されます。

“学校へ行けないダメな自分”に苦しんでいる状態なので、

さらにやらなきゃいけない事を作るのはやめましょう。

学校へ行けないほどエネルギー不足なのに、勉強するエネルギーなんてありません。

 

好きなだけ寝て、好きなものを食べて、気が済むまでゲームして。

 

頑張りすぎていることに、本人は気づいていないことが多いです。

体を休める。心を休める。頭も休める。

 

せっかく、思い切って学校をお休みさせたのだから、

とにかく子どもが好きなように過ごさせましょう。

 

サボることは、悪いことではない

サボるっていうと悪く聞こえますが、これは“息抜き”です。

頑張らなくてもいいというよりは、無理をしなくてもいい。

 

お子さんの不登校に悩んでいる、なんとか学校へ行かせようと思っているママは、

頑張り屋さんが多いです。

ママ自身も上手く息抜きができていないこともあります。

 

上手くいかないときは、リセット。

自分が心地いいスピードで走れるようになるまで、意味のある休息です。

エネルギーが貯まれば、また走れます。

 

【ライター】
日本強み研究所 所長
一般社団法人 子ども未来がっこう 認定講師

一般社団法人ライフミッションコーチ協会® ライフミッションサポーター

吉田淑恵(よしだ よしえ)

https://peraichi.com/landing_pages/view/listening

 

 

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